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戦国縦横家書 第五章[蘇秦謂燕王章]

弔急逝旧友彼有誠。哀哉。王曰、然則仁義不可為與、對曰、胡為不可、人無信則不徹、國無義則不王、仁義所以自為也、非所以為人,進取

(大意)王がいう、「では仁義は重要ではないのか?」

答えていう、「いや、そうではありません、人に信用がなければ、まかり通りませんし、国に義がなければ、王たりえません。ただ仁義は自分のためのもので、人のためのものではありません。進み取ることが重要なのでは。」

急逝した旧友を弔う。彼には誠があった。哀しいかな。

(解説)早逝した朋友を弔った書。彼は哲学が好きだった。春秋戦国時代の諸子百家の思想の実験表現である。